車検整備で入庫中の1997yモデル ポルシェ993S。
ご用命事項の中に「どうも加速が鈍いような・・・」と言うのがあり早速試乗してみると
完全にクラッチが滑っておりました。ゆっくり加速する分にはなんとかついてくるので
すが一気に加速しようとするとエンジン回転に車速がついてこれない状態。。。
オーナー様にご説明の上、車検整備とダブル出費は痛いですが納得していただきオーバー
ホールする事になりました。
とりあえずエンジン・ミッションを降ろし見積もりのスタート。
クラッチをバラしてみるとフライホイールもマズマズ焼けております。
主原因のディスク。写真では解りづらいですがリベット部にも擦れた跡がある位減ってました。
エンジン降ろしのついでにクランクシャフトシールを覗いてみると・・・
しっかりと洩れてますのでこれも交換です。
と、言う事で見積もりも終わらせ今日中に部品発注しておけば明後日の休み明けから
作業できますネ。。。(^_^)v
エンジンルーム内からシャリシャリと異音がするという事で1991yモデルポルシェ964が
ご入庫です。
診てみるとどうも空冷ファンとシュラウドが微妙に干渉しているよう・・・
良くあるのはこのインペラーに圧入されているホイールハブというベアリングなんですが
ここ半年くらい前に交換済み。
どうもインペラー自体に歪みが出てきているようでした。
上写真のようにクラックが入り(実際は写真で見るより明らかに酷い状態でした)
歪んできているようです。
クラックの入ってる付近の羽部分がガッチリ削れておりました。
コレはと思いシュラウド側も点検してみるとオルタネーターがはまる部分にクラックが
入っており(写真を撮り忘れてしまいました…)非常に怪しいので二つともに交換ですね。。。
このファン廻りのトラブル、3.2カレラでは今や定番となっておりましたがボチボチ964の時代も
やってくるのかな。。。(/_;)
気が付けば代車で使用してるトヨタ ラウムも走行が116000km。
昨年末にタイミングベルト関係は交換済みだったのですが・・・
エンジンルームを覗いてみるとオイル交換後6000kmも走っているではないですか。
まだまだ頑張ってもらわないといけないのでオイル交換してあげましょう。
ついでにフィルターもね。
オイル交換時に気が付いたフロントタイヤも交換に行ってきました。
こんなクルマですが整備のお客様用の代車で無料貸出ししてます。
基本、ご予約の早い者勝ちですのでご希望の際はお早めにご予約下さいね。。。
最近、通勤に使っているプジョー206。
元々振動がある車だとは思うのですが以前から結構気になっていたため
ヒマを見てエンジンマウントを交換してみる事に。
事前に予習した所、大きく3個のマウントを使ってるようなのですがその中でもエンジン下側
が厄介そうな感じ。
上写真がそうなのですがナント右側のドライブシャフトがマウントのブロックを貫通してるんです。
と言う事でシャフトごと外しての交換です。
途中でめげそうになりましたが部品も買ってしまってるしとブツツブツ言いながら
の作業・・・
でも交換して良かったみたいです。ご覧のように古いほうはほぼ切れておりました。
下側が終われば後は楽勝です。続いて右側。
外して比べてみるとこんなに潰れてました。
最後は左側。 バッテリーケースの下に隠れてました。
こちらも新品と比べるとこんな感じでした。
結果、アイドルから3000rpm位までは4気筒とは思えないようなしなやかさが戻りました。
4000から上は流石にフランス車ですねって感じですけど・・・
ちょっと長い付き合いになりそうな予感がするので今度はタイミングベルトでも交換してみよう
と思います。。。(^。^)y-.。o○
エンジンオイルの補充でご来店のポルシェ964。
が、油温計を覗くとちょっとオーバーヒート気味なよう。
中央メーターの左側が油温計なのですがこの位まで針が上がってればオイルクーラーの
電動ファンがHiで廻るはず。けどこの車はLowですら廻らずにウンともスンとも廻っ
てない。
原因は色々ですが上写真の温度センサーをテスターで測ってみると・・・
まったく導通が無いみたいです。
これではファンも廻らないです。。。
交換してみるときちんとHi/Lowともに廻るようになり油温も安定しました。
ちなみに左が新品ですが外観ではまったく良否は解りません。。。当たり前ですが・・・
何かとあると便利なキーレス。
だけど空冷ポルシェ(ディーラー車)には付いてない・・・
と、言う事で今回はポルシェ964に取付です。
964(後期型)は右席下にアラームシステムのユニットがありココにすべての
必要なハーネスが入ってるので取り付けには一番な場所かと思います。
一式、取付も終わりシートを戻してもご覧のようにスペースもタップリで
配線も短くできバッチリかと思います。。。
ローバーミニのエンジンはミッションとの2階建て構造になってるため全体が縦長な構造
になっております。
それがゆえアクセルのON/OFFでエンジンが前後に揺れようとするためボディとエンジンを
ロッドで固定し揺れを抑えています。俗に言うトルクロッドと呼んでおりますが・・・
そのロッドにはブッシュが圧入されてるのですが定期的に交換してあげないでいるとロッドを
固定しているステーが折れてしまう事もシバシバございます。
上写真はMT車なので○印のステー部にクラッチ用の油圧パイプが付いてるので折れていても
パッと見に解らない事もあります。写真のステーは以前に一度折れて溶接した跡も見て取れま
す。
が、ご覧の通りクラッチ用油圧パイプを外すとポロッと取れてしまいました。
上写真は再度溶接した完成写真。
みなさんもこうなる前に定期的なトルクロッドブッシュ交換しましょうね。。。
何気にお気づきの方もいるかと思いますが・・・
今週はずっと同じクルマを触ってるような。
今回、色々と取付物やメンテをやらせていただきご請求もちょっと気が引けるような額に
なってしまいましたが最後の取付物はHIDです。
今回使用したのは35W 6000ケルビン。上写真がその色目です。程良い白さ加減で
これなら車検も問題無くパスする感じ。
今回、初めて使用する部材。今まで使用していた物がモデルチェンジでバッテリー直電源を
取らないタイプに変更になってしまい自分的にチョット安定感に不安がまだある(古い考え
かとも思いますが)のでバッテリー直電源を取るタイプを探しコレに決めてみました。
バッテリー直電源を取るため、若干配線が複雑にはなりますがやっぱり点灯時の
立ち上がりが良いと思うのは私だけでしょうか?
H4 Hi/Low切り替えタイプが割と苦手とするパッシングも普通に使えナカナカ優秀
な感じです。
今回使用した物は国内メーカーさんできちんと保証もあるし補修部品の供給もある
ようなので安心ですしね。
ポルシェ964のリアスポイラー。
普段はこんな感じで閉ってますが80km/h位で上がり15km/h位まで落ちると
下がってしまいます。
ですので普段、上がってる状態をオーナー様がみる事はあまり無いと思います。
そして結構気付かないのがこのスポイラーウォールの切れ。
ご覧のようにパックリ切れてしまってます。
上が新品、下が切れてしまったウォール。
やっぱりこうでないとね。。。
たまには手動で上げてチェックしてみてあげてくださいね。!(^^)!
ポルシェ964。
964までのモデルのヘッドライトは枠にはめ込んで上写真のボルト1本で固定
していました。
ボルトはいいのですが相手側のナット部分がご覧のように薄いプレートにネジを切って
あるだけ・・・
これではよく解らずに斜めにボルトを入れてしまうとすぐにバカバカになってしまいます。
今回もそんな感じでネジ山も無い状態でした。
そんな時はこんな感じでナットリベットで修理してます。
その昔、こんな便利グッズが中々手に入らなかったディーラー勤務時代はナットを
溶接したりもしてたのですがホント便利になったもんです。。。(^^)v