度々ご紹介してますがポルシェも964・993ではベルト駆動のツインデスビを
使用しておりメーカーでは40000kmでの交換を指定してます。
当然、アッセンブリーは高価なのでご希望でベルト交換をさせてもらってます。
今回のお車は1991yモデル ポルシェ964。
走行は53000km。とりあえずバラしていきます。
ベルトにささくれがあるのが解ります。
交換方法は色々ありますが当店ではこんな感じで隙間から知恵の輪のように抜いて
交換してます。
出来上がりましたらマーカーペンで交換時の距離を書きます。(当時からディーラーでは
決め事とされてました。)
こうしておかないと次回の交換時期が判らなくなってしまいますので・・・
ちなみにコレを書かないショップさんはディーラー系出身ではないと思われますので。。。
オーバーヒートも困りますがこれからの季節、オーバークールというのも
ヒーターの効きが悪くなり困ってしまいます。
て、今日はポルシェでもミニでもなく2003yモデルMベンツ C180 コンプレッサー。
ポルシェオーナーの通勤車で以前から言われてたのですがここにきて涼しい季節になり
冬を前に治しておかなくては…と言う事で入庫です。
原因はどうもこの辺のクルマの定番らしくサーモスタットらしい。(上写真)
外したサーモスタットを透かして見るとしっかり開いたままになってました。
左が新品、右が車両に装着されてた物です。新品はきちんと閉じてます。
交換して走ってみると以前は水温が80°までなかなかいかなかったのが80°から90°位で
安定するようになりました。
これでこの冬はきちんとヒーターも効きますネ。。。
上写真。ポルシェ964のエンジンサーモスタットです。
今回はオーバーヒートでの修理。
よくあるのは電動ファンが廻らなくてヒートしてしまうのですが今回はそれ以前に
サーモスタットが開かずオイルクーラーにオイルが廻っていませんでした。
サークリップを外すとこのようにサーモスタットが現れます。
ここまで壊れてるのは正直初めてお会いしました。
上がバラバラになって出てきた古いサーモスタット。
下が新品です。通常はこのようにサーモ本体は一体物なんですけどね。。。
1997yモデル ローバーミニがバッテリーあがりでレッカー入庫。
バッテリーあがりでナンでレッカーかと言うと・・・
バッテリーを積み替えてエンジンを始動するとご覧のように11V の電流に関して言えば
-20Aと要はノーチャージ状態。
これではバッテリーの容量分しか走行できません。
色々と点検し結果、主原因は上写真。ただの配線にも見えますがヒュージブルリンク
と言って簡単に言えばヒューズの親戚みたいなもので過電流になり過ぎると切れるよう
なものになってます。
ココを交換すれば完了とも思いますが切れるにはそれも原因があります。
結果、オルタネーター本体もオーバーチャージ気味になったりする時があるようで…
ヒュージブルリンクを修理してオルタネーターを交換して計測してみると
電圧も13.8Vで電流もプラス側で安定するようになりました。(^。^)y-.。o○
ポルシェ964のオルタネーターのシャフトのアップ写真です。
どこぞで半年前位に一度オーバーホールしたらしいのですが・・・
エンジンを廻していると微妙にファンの辺りから異音を出してるんです。
聞くと良くダメになるファンインペラーのベアリングも交換済みとの事。
バラしてみると確かにオルタネーターはキレイにオーバーホールされてるし
ファンインペラーのベアリングもキレイなもんでした。
が、よ~く点検してみるとファンインペラーのベアリングとオルタネーターの
シャフトにガタがある事を発見。
シャフトを軽く磨いてみるとシャフトが減ってボコボコになってました。
オルタネーターをオーバーホールする時に気が付いていればこんな二度手間に
ならずに済んだのにね。。。(..)
ローバーミニ。 12ヵ月点検整備でお預かりだったのですが灯火類の点検をしていたら
オヤッ?!って感じな物が・・・
右側は普通にライトが点灯してるのですが左側がスモール???いや違います、うっすらと
ヘッドライトも点灯はしてるんです。
原因は上写真。 アースポイントにボディのペイントが被っていて微妙に通電が良くなく
こんな感じになっちゃってたんです。
こんな感じでアース線が数本カプラーを介してボディーに直付けしてます。
ちょっと手の入りにくい所なんですがなんとかペイントを削ってあげて
終了となりました。。。
こんな事ってあまりあってはいけないんですがさすがミニです。
ですのでアーシングって言うミニには有効なアイテムも当店で施工してますので
気になる方にはお勧めです。。。
毎年の事なのですが国土交通省から認証を受けている整備事業者には年に2回の研修が
義務付けられてます。
で、今日は横浜は都筑公会堂で整備主任者 法令・学科研修を受けてまいりました。
昨日の夜(朝?!)まで夜の渋谷の大御所との呑みでバリバリ二日酔いの中、ありがたい
お話を聞いてましたがすっかり研修風景の写真を撮るのを忘れてました。。。(/_;)
先日からお預かりしてます1997yモデル ポルシェ993Sの車検整備&
クラッチオーバーホール。
車検整備もありちょっと押せ押せムードだったのですが今日からクラッチ組み付けです。
で、クランクシャフトシールも交換完了。
フライホイールも交換して規定トルクで締めつけ。
カバー・ディスク・ベアリングを組み付けて芯出し。
ココは後にミッションを合体させる時に大変になるのでベアリングの位置も
きちんと出しておかないとです。
出来上がったらレリーズフォークを仮止めしてミッションと合体です。
合体させたら後は載せて終了。
やっぱり新品は踏みごたえが違います。
試乗も問題なしで後は明日、継続車検を受けて完成の予定でございます。。。(^。^)y-.。o○
ローバーミニのエアコン吹き出し口のルーバー。
これが古くなってくると上下にフニャフニャ、左右にパタパタと動いちゃって
どうにも良い位置で止まっててくれなくなっちゃうんです。
部品の供給もほぼ無理な状態なようで…
と、言う事で盛り物をして程良い抵抗感を出してみようと・・・
ちなみに上写真のオレンジ部が上下・グリーンが左右と言った感じ。
左右のフラップを動かしている所をバラして盛ってみました。
上下の所はバラすと割れそうなのでそのままの状態で盛ってみました。
見た目はあまりキレイじゃないですけど裏側であって取り付けてしまえば表からは
全く見えないので良しとしましょう。。。
結果、非常に節度感もでてアッチコッチ向いてしまっていたルーバーも好みの位置で止
まってくれるようになりました。(注:盛り過ぎると動かなくなっちゃうので”盛り”は
程ほどにしといてくださいね。。。)
ローバーミニのルームランプ。
ONでは点灯するのですがDOORにすると運転席ドアを開けようが助手席ドアを開けようが
全く点かない???
ランプ本体には異常がなさそう。。。
運転席側のコンタクトスイッチ。
コレがダメなようです・・・(上写真のスイッチはダメな状態。)
で、こちらが正常な状態。
何が違うか解りますか?
写真を見比べてもらうと解りますがダメな方はスイッチが戻りきってないのです。
これで運転席側はドアの開閉で反応するようになりました。
で、助手席側。
スイッチに異常はないようです。
が、写真のタッピングビス。ナントこれがボディに締めつけられスイッチのアース回路
になっておるのです。。。今回のミニはここが微妙に腐食していて点かなかったようで
す。結果、接触面の腐食を落として完了となりました。
正直、ポルシェではありえないタッピングビスでのアース。。。ですね(/_;)