最近、少なくなってきた作業の1つのクラッチ オーバーホール。
みなさん車を大事にしすぎて走行距離も伸びず…結果、クラッチやブレーキパット
も痛まなく…って感じですかね。
今回はポルシェ993。
最近、他店で購入された個体なのですが若干の”ガラガラ”という異音が気になり
(恐らくベアリング?!)気持よくオーバーホールしちゃいましょうという事で。。。
フライホイールにディスク・カバー・ベアリングと一式交換。
ミッション側もレバーやレリーズシリンダーも交換予定です。。。
オイル洩れでご入庫の1989yモデル ポルシェ911ターボ。
原因はオイルタンク周りのホースのようです。
純正パイプホースからカシメを切開してホース部だけ交換したものが流石に
10年以上経ち洩れ始めてきた感じです。
洩れ始めたホースのアップ写真。メッシュの間から何やらムニュムニュめいた物が…
パイプの方に問題なければ再度ホース部だけ交換して出来上がりです。
純正部品はパイプとホースが一体での供給なのでコスト的にもコチラの方
が優しいです。。。
エンジンルームからの異音。
原因は色々ありますがこのベアリングも結構な定番です。
空冷ファンのインペラーに圧入されてますので交換にはプレスを使用します。
決して引っ叩いて交換などしてはいけません。。。
法定12ヶ月点検整備でお預かりの1988yモデル ポルシェ911カレラ。
定期的に点検でご入庫いただいてますが今回はフューエルライン交換します。
パッと見は普通ですがエンジンが熱くなってくるとジンワリとガソリンが滲んでくるんです。
物がガソリンだけに非常に危険な状態。オーナー様も気がつかなかったようで…
外したライン。メインはT形したパイプホースですが同じような素材の物が
エンジン奥の方にもあるので2本同時交換します。
ホースをちょっとひねるとこんな感じに割れて滲んできます。。。
交換してしまうと見えるのはインテークマニホールド下のT字部分だけですが
3.2カレラをお乗りの方は気をつけたほうがイイ時期に来てるのかもしれませんね。
メーター周りの灯火類が点かなくなったという1988y ポルシェ911カレラが
ご入庫。
このお車、そういえば少し前に集中ドアロックが効かなくなったりハザードスイッチ
も効かなくなった時がある(来た時は正常に動いてました)と言われてたのを思い
出しました。
で、疑ったのがこのヒューズ。ドイツ車らしい昔のスティックタイプ。
接触面に腐食が見られます。ちょっと接触面を”ゴリゴリッ”ってしごいてあげると
普通にメーター周りの灯火類も点き動き出しました。
そんなイージーなトラブルってことでこの際、全部交換しましょうという事になりました。
流石、物によっては新車時から使い込まれてた物もあるとなると28年物?!
1個1個外しては接点を掃除して給油してと地味な作業の繰り返しですが
全部交換すると何気に気持ちイイですね。社外にはなりますが汎用のヒューズボックス
を使い今どきのブレード型に変更する手もありますが自分的にはやはり当時物が雰囲気
あっていいと思います。
これからの流行になるかもです。。。
車検整備でお預かりの1988y ポルシェ911カレラ。
法定点検でのお預かりは初めてのお車でちょっとエンジンがグズり気味
だったので排ガス濃度を測ってみるとマフラー出口でHCが400近く出てます。
車検は何とか通る数値ですが明らかに良くない数値。
軽く点検してみるとプラグの状態が1本良くないようで…エンジンタペット音もそこそこ
出てるのでタペット調整&プラグ交換をして再度排ガス濃度を測るとHCも90ppm位
まで下がってきました。実際触媒前で計測しないと正直なところが解らないのですが
当店での点検はお初と言うこともあり触媒前にあるサンプリングホールのメクラボルト
も腐食が酷く外せません。
その事をオーナー様にご相談してみると修理してよいとの事で早速ドリルで腐食してる
ボルトを削っていきます。
最後はタップを立てネジ山を作ります。
で、新しいボルトが付くようになれば完成。(ボルトは汎品でなく純正品の材質の良い
物を使います。。。)
これで正確な排ガス濃度が測れます。実際測ってみるとやはりHCが150ppm位
出てました。どうもインジェクターの調子が少し悪いのでしょか・・・
そこでの登場が燃料系洗浄システム。
で、結果、今までで一番の成果が出てしまいました。
COが1.8%→0.7% HCは150ppm→70ppmへ。。。
この数値が持続してもらいえると良いのですが。。。