約2年くらいでエアコンの利きが悪くなるポルシェ993。
検知器で調べては見ましたが反応が出ない。で、2年前に蛍光剤を注入して
様子を見てもらってましたがやはり今シーズンにきて利きが悪くなって入庫し
てきました。
で、以前注入した蛍光剤が箇所を特定してくれると期待してブラックライトで
目視点検したのですが何処も光らない???
残るは定番のエバポレーター。フィンの部分はエアコンフィルターを外せば覗ける
のですが光ってない。。。でもそこくらいしか考えられないので意を決してエバポレ
ーター交換です。
外した物を単体で点検すると発見しました!!
それが上写真。エバポレーターの端にあるパイプが光ってます。(ピンボケで解りずらい
ですが微妙に蛍光色が付着してます)ここはケースに収まっていて見えない部分なので
車上点検では発見できなかったのです。
これで安心?!して交換作業には入れます。。。
ポルシェ993のエンジンルーム。
ガムテープで一生懸命補修してる痛い感じのサウンドアブソーバー。
が、こんな事しても無駄な努力でサウンドアブソーバーも腐食が酷く垂れ下がってしまってます。
で、新品に張替え。
たまにご紹介してますがエンジンを降ろさなくとも車上交換できますので。。。
(ディーラーさんはほぼ受けてくれないらしいですが…)
当店で最近流行ってるというか気になってる添加剤。
”REWITEC” PowerShot という物でエンジンは勿論ミッションにも使えます。
それを今回は1991y ポルシェ964のエンジン&ミッションに注入してみました。
効果の程は実際味わって頂ければハッキリ解るのですが・・・
かと言ってお値段的に空冷ポルシェエンジンですと税込25920円とソコソコして
しまいます。
気になる方は相談してみてください。。。
エアコンシーズンも近くなるこの頃、毎年のことではありますがエアコン修理
でのご入庫が増えてきてます。
今回は1991yモデル ポルシェ964のエバポレーター交換。
ガソリンタンクを外しての作業となります。
このユニットの中にエバポレーターが入っております。
1991yモデルという事でエアコンガスをR12からR134aに変換。
その際、遣れてきてるコンプレッサーはオーバーホールを推奨してます。
で、出てきたエバポレーター。恐らく新車当時物であろう感じです。
新品に入れ替え組み込んだら完成。
お次は1997y 993が待ち構えておりますので。。。
エンジンオイルの補充にご来店されたポルシェ993。
とりあえずエンジンを暖めて調整しようと・・・
すると”チタチタ”とオイルが床に垂れてくるではないですか!!
取り急ぎアンダーカバーを外し覗いてみるとNo1シリンダー周辺から垂れてくる。。。
正直、964・993辺りだと滲み程度の物は出てる固体が殆どではありますがこれは
完全に逝ってしまってる感じ。
急遽お預かりとなり箇所を特定する事に。
とにかくエンジンをある程度ばらさないと見えてきません。(なんとなく予想は付いてますが)
エンジン台に載せ左バンクをばらしていきます。
で、シリンダーヘッドを外すと見えてきました。
原因は矢印のクランクケースの通称通しボルト(スルーボルト)。
恐らく中のOリングが完全に逝ってしまったのでしょう。
ここまで外すとオーバーホールも視野に入ってきますが走行もまだ65000km程度。
コストも考えないといけないのでそうした物かオーナー様と相談ですね。。。
ポルシェ964のドアストッパー。
本来、ドアストッパーが効いているとドアの開閉時に途中で一旦止まる所があります。
が、ドアを開けるとナンの抵抗も無く全開に開いてしまうお車が多いです。
その原因がこのドアストッパー。右が新品ですが左の物には白い物体がありません。
この白い軟骨?!みたいな物が砕けて節度感が無くなってしまうんです。
交換するには内張りを剥ぐっての作業になるので見た目よりも面倒ではあります。。。
ナンか久しぶりの作業ですがポルシェ964にキルスイッチの取付け依頼。
使用する部品は上の2点。汎用のキルスイッチと純正より少し長く作り直した
バッテリーアースケーブル。
純正のアースケーブルはこんな感じの角度で付いておりこのままキルスイッチ
を付けるとお隣にあるABSポンプのカバーに干渉してしまいます。
そんなんでよくカバーを外したりカットしてしまってるお車も見かけます。
上が純正、下がロングタイプにしたアースケーブル。
仕上がりはこんな感じでABSポンプにも干渉しないよう取り付けできます。
1990y ポルシェ964のエアコンコンプレッサー。
この上写真を見て「オヤッ?!」と思った方は相当な方です。
そう、1990yモデルなのに1993y以降のR134a用のコンプレッサーが付いているのです。
それは悪いことではないのですが困ったことがあります。
そもそもエアコンガス洩れを点検したのですが大きな洩れも確認できず真空引きして洩れ
を点検しようとしたら低圧側はバルブが有りますが高圧側が何処にも無いんです。
そうなんです。1993y以降の物は高圧側バルブがパイプ側に付いてるためコンプレッサー
自体にはバルブが無いんです。本来ならホースパイプを交換するのが良いとは思うのです
が国内にも本国にも在庫が無い。。。有ったとしても8万円弱してしまうそうで…
そこで考えたのがコレ。右は車両に付いてた1993y以降用のコンプレッサー。
それに用意した古いコンプレッサーのバルブ部分だけ移植します。
コンプレッサーのボディ自体は両方共に共通なようなのでこれで解決できそうです。
で、ようやく高・低圧共にマニホールドゲージを繋ぐこともでき真空引きです。
一晩置いても真空を保持できてるので大きな洩れはないという判断。
今後、スローリークも発見しやすくなるよう蛍光剤を注入してガスチャージ。
規定量入れた時の圧力的にも問題無さそうです。
吹き出し口の温度も10℃を下回ってイイ感じ。
これで一度お試しいただきますかね。。。