車検整備でお預かりのポルシェ993。
シートも少し痛んでおりこの際、ついでにリペアもする事になったのですが
シートを外そうと見てみると見慣れないボルトで留めてあります。それも通常
1脚で6本使用してるのですが4本しか付いてませんでした。
左が現車に付いていた物で右が純正。
整備の履歴を見るとどうも前オーナー様はバケットシートを装着していたようで
現オーナー様が購入の際、販売店で純正シートに交換したような感じ。。。
シート用のボルトはこのように頭部分が薄くなっており専用品です。
ついでに見てみるともう片方のシートも同じ感じになってました。
安全性も考えすべて純正に交換しますが合計12本。1本あたりボルト&ワッシャーで
400円程度ですが×12というと約5000円。結構いっちゃいます…
ちなみにこのM8のワッシャーも専用品で外形が通常より小さく造ってあり汎用品
だとレールに干渉して付きませんので。
車検整備でお預かりの1988y ポルシェ911。
車検の際、検査ラインに入る前に灯火類他のチェックをされます。
当然、その前に工場でチェックするのですがフォグランプとナンバー灯が
まったく点きません。どちらか片方ならバルブ切れかな?とも思うのですが…
元のヒューズを覗いてみても切れてません。(一番右の赤いのが16Aで
フォグランプ、その隣の黄色いのが5Aでナンバー灯です)
で、ヒューズを”グリグリッ”といじってみたら点いちゃいました。
外してみると接点が腐食していてかろうじてリング状に触ってる感じ。
この頃の年式のヒューズにありがちなトラブルです。こんな時は磨けば治ること
もありますが交換しちゃいましょうね。。。
車検整備でお預かり中のポルシェ964。
ファンベルトを交換しようとしたのですが・・・
通常4枚位は入ってるはずの調整用シムが1枚も入ってない???
良く見るとファンシュラウドにも引っかき傷が付いてる。よくぞ切れないで
いてくれたものです。
左が新品。右が細くなって反ってしまったベルト。
こんなシムですけど大切な部品です。
交換する際は一応考えて理解してからお願いしますね。。。
車検整備中のポルシェ964。
これもわりと定番ですがフロントスタビライザーリンケージのボールジョイント
ブーツの破れ。
何気に久しぶりではありますがASSY交換ですと部品だけで数万円して
しまいます。。。
で、中のグリスだけ詰め替えてブーツのみを交換。こうすると交換工賃&
部品代合わせても片側数千円で出来ちゃいます。。。
年明け早々、車検整備の依頼で一杯になってしまった工場。
精力的にこなしていかないと溢れそうな気配が…
とりあえず片っ端から車検ラインが通せるか点検。
やはりとうか、ドライブシャフトブーツが切れてしまってるポルシェ964が。。。
週明けにはラインが通せるようブーツ交換しとかなくてはです。。。
年始めのトラブル修理。
お車は1989yポルシェ911 3.2カレラ。
ヒーターが止まらず暑くてしょうがないという連絡が…
「この季節寒いよりはいいですよね」とは言ったものの実際入庫した
お車に乗るとそこは真夏状態でした。。。
ヒーターのダイアルは「0」ですがヒーターブロアも回りっぱなしでガンガン
熱風が出てきます。
中身を点検してみるとレバーもヒーター全開の位置でウンともスンとも
動きません。
で、配線を追ってみるとヒューズ切れを発見!!
ヒューズを入れ替えるとレバーも「0」位置に戻り熱風も止まりました。
さて、その原因は???
ヒーター関連には大きな異常が無いようでした・・・
結果がコレ。ドアミラー調整スイッチの不良。
こいつが原因でヒューズを飛ばしてしまったようです。。。
あまり定番的なトラブルではないイレギュラー的な修理内容なのであまり
参考にはならないかな?!