この年末に損保のレッカーサービスセンターの方からエンジン不動
になってしまったローバーミニの受け入れ要請が。。。
当店の管理ユーザー様のお車ではないのですが何処も受け入れて
くれないようで・・・
年内に終わらないかもということを了承いただき受け入れることに。
で、入庫してきたお車を拝見してみるとナンかヒューズが外れかかってる。
軽く引っ張ってみると外れちゃいました。。。きちんとはまってなかったようです。
これじゃエンジンもかかりません。と、言うかよくぞ今まで走ってられましたね。。。
走行距離も10万キロを越えてるローバーミニがフロント足廻りから
異音がするということでご入庫。
診るとサスペンションのアッパーアームに刺さっているはずのナックルジョイント
がご覧のとおり。
原因はナックルジョイントの劣化もあると思いますがその上にチラッと見える車高
調整キット側のナックルジョイントがはまる穴のガタが経年劣化で大きくなってしま
ったというのも考えられそうな感じでした。
ナックルジョイントを外してみるとアッパーアームも使えなさそう…
今回は車高調整キット&アッパーアームの交換というメニューになります。
ご予算もあったのでアッパーアームは中古品を使用させてもらいました。。。
当店では車検整備でお預かりしたお車の場合、まず最低限
車検ラインを通せるかの点検から始めます。
これはポルシェでもローバーミニでも同じです。
今回のお車はローバーミニで点検したところドライブシャフトブーツ
が切れておりました。(上写真は交換後)
これが切れたブーツ。その他にも点検箇所はありますが今回の
ミニはこれで車検ラインは行けそうな感じでした。
で、ラインを通した後にキッチリ整備に入っていきます。。。
シートに座るとお尻がズボッっと落ち込んじゃうということで
ローバーミニが入庫。
シートを外して裏を見ると座面を支えているシートスプリングが
パックリ割れてます。
シート座面をバラすとご覧のとおりです。これじゃお尻も落っこちちゃう。
左が割れたスプリング。右は新品です。
新しいスプリングを張るとこんな感じになります。当然スプリングの
役目をするものなので張るのには若干硬くコツがいります。
で、座面を元に戻し完成です。