ポルシェ964のフロントフードオープナー。
良くある事ですがカバーがポロッと取れてしまう事があります。
おまけにレバー自体にも安っぽい遊びがありカタカタと
音を出してしまう。。。
カバーは元々は右写真のようにタッピングビスで留めてました
がいつの間にか部品変更(私の不確かな記憶では1993y頃)
され左のようにボルトで留めるタイプになりました。
このようにタッピングビスが食い込むところが割れてしまい
ビスが効かなくなってしまうんです。
カバーを交換する為には他の部分も一緒に交換しなくては
なりません。上写真、右が古い物、左が新しい物。
何が変わってるかと言うと・・・
手前、古い物はただの穴ですが奥の新しい物には
当然カバーを留めるためのネジ山が切ってあります。
それだけではありません。レバー自体も交換です。
同じく右が古い物で左が新しい物。
左の新しい物にはレバーのいらない遊びが無くなるように
スプリングが追加されてます。
それらを使って組み上げるとご覧の通り。
見た目はほぼ古い物と見分けつきませんが唯一判断できる
ところはカバーを留めてるボルトが見えてるとこかな。
実際の所はレバー自体に遊びも無くなりしっかりした感じに
なってます。
先日からお預かりしてます1990yモデル ポルシェ964。
作業は色々とあるのですがとりあえずオイル洩れ関係の
修理から・・・
今回はチェーンケース廻りとタペットカバー廻りのオイル洩れ
の為、ガスケット類を交換。チェーンカバーをやるために上写
真のようにリアバンパーをゴッソリ外しての作業になります。
タペットカバーのガスケットだけを交換するのは当然
もったいないのでバルブクリアランス調整&スパーク
プラグ交換もプラスしちゃいます。
で、完成の図。
普通にまとまってますが何気に作業前はプラグコード
クリップ1個も付いてないし取付ボルトも数本たらなかっ
たり中にはカバーに折れこんでる物も・・・って状態でした。
クリップは左右で8個使用します。一個42円ではありま
すが全部付け直しします。(この辺は良くある事なので店
でも在庫してるのですがさすがにボルトは在庫してなかっ
た・・・(/_;))
んな事もありちょっと足踏み状態ですがなんとか明日には
エンジンかかるかな・・・
オイル洩れ修理でお預かり中のポルシェ964。
それらの作業とは別ですがオーナー様からエアコンコンデンサー
ファンがきちんと廻らないと言うご指摘があり事情を聴くとどうもファ
ンレジスターのカプラーが合わず刺さってないらしい?!
エアコンコンデンサーは左フロントフェンダー内にあり
インナーフェンダーを外すと見えてきます。
で、覗いてみると上写真のように形の違うカプラーが遊んでる
状態。ちなみに右側の丸がレジスターのカプラーでオリジナル。
左は車体側のカプラーでどう見てもオリジナルではありません。
配線の色を見ると間違いなくレジスターに行く配線のようではあ
りますが???
さて困りました。こんなカプラーの在庫は無いし・・・
で、考えたのが同じレジスターのカプラーの外周を一皮
削り刺さるようにしてみました。それが上写真。
とりあえずコレでいけそうな感じ。
もちろんレジスターから部品取りした物は壊れた物から
なのでお金はかかってませんので。。。
当店、お初のご来店の1990yモデル ポルシェ964。
最近、オイル洩れが気になるようになってきたとの事で
ご入庫。
お初のクルマなのでついでにコンディションチェックもする
事になりました。(初来店の客様限定特別価格税込6300円
で承っておりますのでm(__)m)
まずは気になると言われていたオイル洩れの点検。
上写真は左バンク側ですが主にタペットカバー・チェ
ーンケースカバー・No1シリンダーベース付近の3点
が気になる所でした。
続いて右バンク側。こちらはタペットカバー・チェーン
ケースカバーの2点。
今回の作業はタペットカバーとチェーンケースカバー廻り
のガスケットの交換をする事に。
せっかくタペットカバーを脱着するのでバルブクリアランス
調整&スパークプラグ交換も追加しちゃいます。。。
続いてはコンディションチェック。
こちらは重大な事は御座いませんでしたが所々で
ゴム類の劣化が見受けられました。
上写真はステアリングラックセンター出し用メクラ蓋
の腐食とラックブーツの破れ。
続いて左側タイロッドエンドボールジョイントブーツ
の破れ。
これまた左側ですがフロントスタビライザーリンケージ
ボールジョイントブーツの破れ。
これらの事をオーナー様にご報告した所、ついでなの
でと言う事で作業追加となりました。
まずはエンジン廻りの修理からスタートしようかなッ!!
昔からのお付き合いの近所の同業者さんからのご依頼。
クルマは1996yモデル ポルシェ993。
足回りにH&R製のサスペンションが組んであるんですけど
ちょっと街乗りには不向きすぎと言う事で・・・
使うのは定番のビルシュタインではありますが。
ただ、車高はあまり上げたくないと言う事だったので私感ではありますが
これまた定番のアイバッハやH&Rのスプリングより落ちるような気のする
メルヴェというオランダ製メーカーさんのスプリングを使う事にしました。
結果、車高もイイ感じに低くセットできました。(写真は忘れてしまいましたが・・・)
それにしてもこのH&R製のサスペンションのストロークの短い事。。。
左のビルシュタインのダンパーと比べるとその差は歴然ですね。
これも定番のポルシェ993のヘッドライトレンズ交換。
左から今まで使っていた古いレンズ。真ん中が新品。右はヘッドライトレンズ
を外した状態のユニット。
写真で見る以上に古いレンズは黄ばみが酷いです。
交換前のヘッドライト。Lowビームは以前に6000kのバーナー
に交換済みだったのですが今回はHiビームのバルブも交換です。
で、新しいレンズに交換してHiビームは当店お勧めメーカー
のH1バルブで約5000kの色温度の物に交換。
いつもながらですがこの作業した後のオーナー様は非常に満足げで
費用対効果も抜群な感じです。
ただこのライトレンズ、BOSCH製なのですが正規物はどうも品薄な
ようで当店でも今回の物が最後のセットでした。急いでオーダーは
しておりますがいつ来る事やらです。。。
(ディーラーさんでは在庫もあるようですが価格が倍位なので・・・)
車検整備でお預かりしてます1988yモデル ポルシェ911カレラ。
特に異常は無いのですがフロントハブのベアリンググリスがだいぶ汚れて
きてるのを発見。
昔、この3.2カレラが現役バリバリのディーラー勤務時代は車検毎に
OHしてたんですけどね。
1989yまでの911・930系まではOHできるのでベアリングが逝っ
ちゃう前にOHしてあげましょうと・・・
ベアリングを抜いてみると疲れ果てたグリスが・・・
ベアリングのほうも見事に変色。
グリスをキレイに取り払ってあげてレースの傷や焼けを点検。
問題なさそうです。
ベアリングのほうも問題なさそうで良かったです。
そしたなら新しいグリスを詰めてハブシールを打ちこみます。
で組みつけたら最後はベアリングのプレロード的な物を調整して終了。
最近のお車ではあまりやらない作業ですができる事はやらないとね。。。
車検整備でお預かりの1988yモデル ポルシェ911カレラ。
このクルマ、今回に施工した訳ではないのですがリアフォグランプ部
もブレーキランプとして使用してるんです。
当時、日本ではリアフォグの認可が無くディーラー車には当然スイッチ
自体も付いてませんでした。
が、今回、そのフォグランプ部の左側が点灯せず…
調べてみるとコネクター部が腐食してました。配線もパキパキ状態。
オーナー様に連絡を取るとやはり点灯させたいと言う事なので配線
まるごと引き直しとなりました。。。
今や当店の定番作業の1つ。ポルシェ964のリアスピーカー交換。
今日は1991yモデルのティプトロ車。
ネットを外すと穴のあいた純正スピーカーがお目見え。
純正スピーカーは年式や仕様によってこのような2way
タイプやオーバルタイプの物が付いてます。
この2wayタイプからの交換の場合は純正のネットを付けられる
ように上写真右下のオーバル用ブラケットを追加で用意します。
で、取り付けるとこんな感じ。
ネットを装着すると見た目はほぼオリジナル状態に。
ついでにこんな事もしてみました。
オリジナルのティプトロシフトレバーを・・・
革巻きに交換。パッと見、MTな感じに。
これはオーナー様の持ち込み部品であとシフトノブもそれ風な物に
交換すれば完璧なんですがね。。。^_^;
1991yモデル ポルシェ964。
何てことなくエンジンのタペット調整中。
ポルシェ964も大きく分けると前・後期型に分かれます。
簡単に言うと1992yモデル以降のエアバッグ付きが後期型と言われますが…
その前期型の弱点の1つ、タペットカバーの歪みは割と有名な所
なんですが部品価格もそこそこお高く、交換する方も今まで当店で
はほとんどいませんでした。
が、上写真、歪みだけではなくクラックが入り捲れあがってきちゃっ
てます。(写真ではそうでもなく見えますが実際は結構酷いんです)
このよな所が一か所でなく数か所で発見。今回は微妙に平らに削り
対処しましたが近い将来び交換しなくては・・・となる事でしょう。
前期型にお乗りの方は覚悟しといたほうがいいかもしれません。。。