お客様が以前から話をしていた商品を持ち込まれてきました。
これは何でしょう?
ポルシェ993でよくオイル漏れをおこす箇所の1つ。タペットカバーの社外品です。
純正品は樹脂製の物にアルミブッシュを打ちこんである物でよくそこからオイル洩れ
をおこします。今回持ち込まれた物はアルミ製なのでその心配もなさそうな感じ。
取り付けてみるとこんな感じ。
ちょっと輝き過ぎかな?とも思いますが覗かないと見えない部分なので良しとしましょう。
お値段は純正品より高いですがオイル洩れで定期的にASSY交換する事を考えれば安いかもし
れません。後はこの素材自体が経年劣化などで歪みが出たりしなければ合格かな。
当店としても今後に問題が出てこなければオススメ商品になる可能性大ですね。。。(^^ゞ
車検整備でお預かりしてます1990yモデル ポルシェ964。
ここの所、多いのですが経年劣化なのでしょうかこのようにブーツが切れてる
固体があります。上写真はタイロッドエンド。
こちらはステアリングの直接関係してくるので新品に交換です。
そして最近このブログにもちょくちょく登場のスタビリンケージのボールジョイント。
こちらは特に外傷がなければグリスを詰め替えてブーツ交換で対処。
さすがに20年選手のクルマなのでゴム系は結構逝っちゃってるのが多いです。
でもきちんと点検に入庫されていれば大事に至る前に対処できますからね。。。
1986yモデル ポルシェ911カレラがシフトレバーから異音が出ると言う事でご入庫です。
1986yモデルまでの911はポルシェシンクロを採用してます。
ミッション本体でなければ良いのですがと思いつつ試乗してみると・・・
レバーを1速→2速・3速→4速のような前から後ろに動かす時には出ない。
逆に4速→3速・2速→1速というように後ろから前に動かすと「キーッ」って小さいけど
耳障りな異音が出る。
原因は上写真。シフトレバー本体を外した図ですが赤丸のフリクションリングという
シフトロッドを支持してるブッシュが割れて外れちゃってました。。。
写真上の黒いのが壊れた部品。下の白いのが新品部品。
シフトレバーを外しついでにレバーのボールソケットもそれほど高い部品ではないので
交換ですね。
形は違いますが964・993辺りでもこのシフトレバー廻りのブッシュは壊れてしまう事が
多いのでご注意くださいね。。。
最近めっきり作業する事のなくなったハブベアリングのオーバーホール。
写真は車検整備でお預かりしています1988yモデル ポルシェ911のフロントハブ。
グリスも若干の劣化が感じられるのでオーバーホールする事に。
ハブごと外しシールを抜くとベアリングが取れてきます。
グリスは古い物のベアリングには焼けや傷も無さそう。。。
古いグリスを洗い落としレースの状態も点検します。
ベアリングのほうも洗浄し点検。
ともに異常はなさそうなので新しいグリスを詰めていきます。
グリスを詰めたらベアリングを入れてシールを打ちこみます。
スピンドルのほうも新しいグリスを塗っておきましょうね。
ハブベアリングを組み終えたらフリクションを調整して終了。
この作業、ディーラー勤務時代は車検ごとに作業してましたが最近はあまりやらなくなりました。
そもそもポルシェも964時代からこのようなグリスを詰め替えるようなベアリングを使用して
ないですしね。。。^_^;
初めてのご来店の1988yポルシェ911カレラ。
今回は車検整備でのご入庫です。
下廻りの点検中に「オヤッ?!」と言う物を発見。
解ります???
そう、スタビライザーが左右逆に付いてるんです。
逆でもなんか付いちゃうんですけど走行中にミッションとの隙間が少なく干渉してしまいます。
ちなみに細かいようですが取付ボルトも向きが逆でした。(これはなんの支障も無いかな…)
これが正解。これでミッションとの隙間もできました。
一応、ボルトの向きも直しておきました。 END…
ご好評をいただいておりますビルシュタイン カーボンクリーン。
今回は1989yモデル ポルシェ911カレラ。
専用の溶剤でインジェクターの噴霧状態を甦らせついでにシリンダー内燃焼室も
キレイにしちゃいましょうっていう機械です。
施工方法はエンジンルーム内の燃料ラインに機械を割り込ませ車両のガソリンポンプは
使用せずに専用溶剤を混ぜた燃料でエンジンを始動させます。
上写真はエンジンをかけた時の燃圧。
それだけでは効果も薄いのでこの機械のレギュレーターで強制的に燃圧を上げます。
そうすることでインジェクターを掃除していくんです。
そして約30分アイドリングさせます。
で、終了。
よく「違いが判りますか?」と聞かれるのですが体感的に判るようでは相当コンディション
の良くないお車と言う事になります。ただ、排気ガス濃度を測ったりすると明らかに数値は
クリーンになりますので。。。
2年に1回位のペースで施工していただくことをお勧めしております。。。
ここの所、妙に作業する事が多くなったポルシェ964・993のフロントスタビライザー
リンケージのボールジョイント修理。
今回は993ターボ。もうボロボロ状態でした。
とりあえず車両から外して分解。
キレイに掃除したら新しいグリスを詰めてあげます。
そんでもってブーツを被せて仕上がりです。
出来上がり状態。
今まではあまり気にする方もいなかったように感じてたのですが以前にこのブログ
で紹介したところ人気作業の一つになりつつあります。
このリンケージ、メーカーではアッセンブリー供給でお値段も部品だけで片側2万円以上
と結構しちゃいます。このようにブーツ交換でしたら工賃入れても半分以下で済んじゃい
ますからね。。。
てな事言ってたらブーツのザイコが底をついてしまいました。。。
急いで注文しとかないと・・・^_^;
お初のご来店の1989yモデル ポルシェ911。
何処ぞでブレーキキャリパーのオーバーホール他をやってからなんかサイドブレーキに
違和感を感じると言う事でご来店。
で、ちょこっと診てみるとサイドブレーキがおっ立ってる。
ノッチ数を数えてみると9ノッチ位ある状態。
通常は6ノッチ位が正常。細かく言うと1ノッチでは抵抗も感じなくリアタイヤが廻る。
2ノッチで軽く抵抗を感じる位に廻る。3ノッチで手ではロックする位。4ノッチで完全
にロック。ってな感じとディーラー勤務時代に教わりました。。。
とりあえずサイドブレーキのドラムを開けてみるとこんな感じに調整用のスクリュー
が完全に縮んでる状態。
おそらくキャリパー廻りの修理をする際、ブレーキローターも交換しているようで・・・
その時に何らかの理由で縮めたと思われそのまま忘れちゃったのかな???
サイドブレーキの引きしろはこのダイヤルとワイヤーで調整します。
まずはドラムがロックするまで調整用ダイヤルを廻し、そこから緩める方向に4・5ノッチ
戻します。そこでサイドブレーキを引いてみて上記のように6ノッチ位引けるようになれ
ば終了。少なかったり多かったりした場合はワイヤーで調整していきます。(これが少し
面倒ではありますが・・・)
今回はワイヤーの調整はしなくとも引きしろもバッチリでした。
って事はやはり戻すの忘れちゃったですかね。。。
何ヶ月待った事でしょう・・・
ポルシェ964用のリアガーニッシュがようやく入荷しました。
もちろん純正品です。
とりあえず1本だけですが本日入荷しました。価格は税込み59535円。
また無くなる可能性もあると思いますので待ち焦がれてた方はお早めにご購入を・・・
1989yモデルのポルシェ911がフロントから「キコキコ」と異音がすると言う事で
入庫。
1989yモデルまでのポルシェ911はサスペンションにトーションバースプリング
を使用しております。
大体その辺の原因は上写真の赤丸部分。
トーションバーがケースに擦れて音が出るんです。対処としてはこのようにトーションバー
を抜きグリスを塗って終わり。
今回も見事に異音も消えてヨカッタヨカッタ。。。(*^_^*)