度々このブログでも紹介してますポルシェ964・993のオイルクーラーファン
の作動不良。
今までは故障していても気が付かない事もあると思いますがこれからの季節は
そうはいきません。ちょっとした渋滞で油温が➚ってことも・・・
今回も何処ぞで(個人売買?)購入された1994yモデルポルシェ993がオイル交換で
入庫だったのですが油量調整中に作動不良を発見。
定番のファンレジスター&温度センサーを交換。
これで終了と思いきやどうもまだ作動がおかしい。。。ファンは廻るようになったの
ですが低速側が廻ったり廻らなかったり・・・
原因は上写真○印のリレー。
交換したら作動もバッチリです。
交換したリレーを見たらW-Germany製。
なかなかな古いリレーが付いておりました。。。
1991yモデル ポルシェ964。
エアコンのリフレッシュの為、入庫です。
各部を点検してみると特に漏れは無いようです。
と言う事で今回はR12フロンガスタイプからR134aへの変換レトロフィット取付となります。
まずはコンプレッサー。メーカーでは言っておりませんが当店ではオーバーホールを推奨して
おります。
お次はレシーバータンク交換。
最後にエキスパンションバルブ。
ここは冷却機能を左右する部分なので是非とも交換したいとこですね。
全部終わったら真空引きして保持するか点検。
小一時間放置しておいてもきちんと真空を保持してるので問題ないようです。
最後は規定量のガスを入れて再度漏れを検知器を使って点検。
漏れも無いようですし吹き出し口の温度も10°Cを切る位に冷えてます。
これは中々優秀な数値です。
これでこの夏は涼しく過ごせる事でしょう。。。(^。^)y-.。o○
ポルシェ911・964系に比べると何故か切れる事が少ないポルシェ993の
ドライブシャフトブーツ。
993からマルチリンクになってシャフトの角度的に無理があまりかからない
ようにでもなったからなのか・・・?
が、そのマルチリンクのおかげでいざ切れるとえらい難儀な作業になってしまいます。
写真のようにほぼリアハブが外れるトコくらいまでバラさないとシャフトが出てきません。
取れてしまえばそれまでのブーツ交換と全く同じ。ちなみにブーツ自体も同じ
部品です。
コレを左右やるとなるとほぼ1日仕事になっちゃいますが。。。(>_<)
解りずらいですが何かが無い!?
クルマは1991yモデル ポルシェ964。
そう、ルームミラーが脱落してしまったんです。
空冷モデルのルームミラーはガラス接着タイプなのでルームミラーに社外のミラーや
レーダー探知機などを付けてるとその重みで簡単に脱落してしまう事があります。
そんな時は瞬間接着剤などではうまく接着できません。
こんな専用の接着剤を使用します。
まず、写真のコインみたいな台座のガラスとの接着面に付いている古い接着剤をキレイに
落とします。
そしたなら専用の接着剤を塗ってきちんとガラス面との位置を決めペタッって
接着します。ココはやり直しがきかないので位置決めは若干慎重に・・・
接着剤が固まったらミラーを差しこんで終了となります。
無いと結構、運転に支障もでるトコなのでこのミラーにあまり重い物は付けないように
しましょうね。。。^_^;
時々、イヤァ~な音がエンジン付近から出るという1995yモデル ポルシェ993
が入庫です。
明らかな異音は確認できませんでしたがエンジンをアイドリングさせていると
時たま空冷ファン辺りから微妙な共鳴温を確認。
本来ならオルタネーターも一緒にオーバーホールしたいところだったのですが
今回は一番怪しいと思われるファンインペラーに圧入されてるベアリングを
交換す事にしました。
まずはインペラーを外すのですがオルタネーターのシャフトと固着していて素直
に外れてくれません。そんな時はゆっくりとプーラーを使って抜いていきます。
インペラーが取れたらベアリングを抜くのですがトンカチなどで叩いてはいけません。
ちゃんとプレスなどを使って抜いてあげましょう。
新しいのを入れる時も逆の手順で圧入していきます。
抜いたベアリング。部品名的にはホイールハブと言います。
手で廻してみるとやはり微妙にゴリゴリ感がありました。
サービスでインペラーを洗浄してあげて新しいベアリングを圧入、クルマに
戻します。まぁ、インペラーはすぐに真っ黒に汚れてしまうのですがキレイ
になってると見栄えが違いますね。
で、エンジン始動。
嫌な共鳴音も消えすごくキレイなエンジン音になりました。
おそらくこのベアリングで当たりでしょう。。。(^。^)y-.。o○
1988yモデル ポルシェ911カレラ。
梅雨に入り、気が付けば助手席後ろ辺りがビショビショになって
入庫です。
一度室内を乾かし軽くシャワーテスト。
全然洩れてこない・・・
で、微妙に横から強めにしてテスト。
やっと垂れてきました。
結構、リアクォーターガラスのシールから入ってくる物もありますが
今回はそれより定番なドアのウェザーストリップの密着不良のようでした。
見た目に切れなどは無かったのですが微妙なとこだったようで・・・(^。^)y-.。o○
ポルシェ993のプラグ交換。
何気にポルシェも964モデルまでは定期的にタッペット調整などもするので
一緒にプラグ交換したりしてましたが993からは油圧タペットでメンテフリー
になってしまった為、プラグ交換を怠っている場合も多いです。
964よりは外す物も少なく交換できるのですが何故か右バンクはマフラーを
外さないとプラグ交換できません。
964・993はツインプラグなので12本交換します。
特に上写真○印のプラグ。6番シリンダーのインテーク側のプラグ交換の為だけに
右バンクはバラさないといけなかったりします。
コレはやった事のある人でないと解りませんね。。。(>_<)
別件でお預かりしたポルシェ993。
作業も終わりロードテストに出かけるとどうも油温が高いような・・・
工場に帰ってきて確認するとオイルクーラーの電動ファンが廻っていないではないですか。
ポルシェも964・993辺りでの定番トラブルの一つです。
主原因は写真右側のファンレジスターの不良ってのが多いです。
今回も当たりでした。その場合、ついでと言っては何ですがお隣の温度センサーも
一緒に交換する事をお勧めしております。
交換後はこのように油温も安定しました。
夏前に気が付いてよかったです。。。
法定12ヵ月点検整備でお預かりしました1989yモデル ポルシェ911カレラ。
特に不具合は無いと聞いていたのですがしいて言うならばシフトレバーが変に
震える事があるとの事。
で、シフトレバーを触ってみるとやけにガタを感じる。
シフトブーツを剥ぐってリンケージ部分を見てみるとご覧の通りブッシュみたいなものが
割れてシフトロッドが遊んでしまってるようです。
左が外したもの。右が新品です。
名前的にはフリクションリングと言いますがシフトレバーのケースにシフトロッドが
遊ばないように固定させるように付いている物です。
交換したらバッチリとシフトレバーのフィーリングも戻り良かったです。。。^_^;