メーター周りの灯火類が点かなくなったという1988y ポルシェ911カレラが
ご入庫。
このお車、そういえば少し前に集中ドアロックが効かなくなったりハザードスイッチ
も効かなくなった時がある(来た時は正常に動いてました)と言われてたのを思い
出しました。
で、疑ったのがこのヒューズ。ドイツ車らしい昔のスティックタイプ。
接触面に腐食が見られます。ちょっと接触面を”ゴリゴリッ”ってしごいてあげると
普通にメーター周りの灯火類も点き動き出しました。
そんなイージーなトラブルってことでこの際、全部交換しましょうという事になりました。
流石、物によっては新車時から使い込まれてた物もあるとなると28年物?!
1個1個外しては接点を掃除して給油してと地味な作業の繰り返しですが
全部交換すると何気に気持ちイイですね。社外にはなりますが汎用のヒューズボックス
を使い今どきのブレード型に変更する手もありますが自分的にはやはり当時物が雰囲気
あっていいと思います。
これからの流行になるかもです。。。
車検整備でお預かりの1988y ポルシェ911カレラ。
法定点検でのお預かりは初めてのお車でちょっとエンジンがグズり気味
だったので排ガス濃度を測ってみるとマフラー出口でHCが400近く出てます。
車検は何とか通る数値ですが明らかに良くない数値。
軽く点検してみるとプラグの状態が1本良くないようで…エンジンタペット音もそこそこ
出てるのでタペット調整&プラグ交換をして再度排ガス濃度を測るとHCも90ppm位
まで下がってきました。実際触媒前で計測しないと正直なところが解らないのですが
当店での点検はお初と言うこともあり触媒前にあるサンプリングホールのメクラボルト
も腐食が酷く外せません。
その事をオーナー様にご相談してみると修理してよいとの事で早速ドリルで腐食してる
ボルトを削っていきます。
最後はタップを立てネジ山を作ります。
で、新しいボルトが付くようになれば完成。(ボルトは汎品でなく純正品の材質の良い
物を使います。。。)
これで正確な排ガス濃度が測れます。実際測ってみるとやはりHCが150ppm位
出てました。どうもインジェクターの調子が少し悪いのでしょか・・・
そこでの登場が燃料系洗浄システム。
で、結果、今までで一番の成果が出てしまいました。
COが1.8%→0.7% HCは150ppm→70ppmへ。。。
この数値が持続してもらいえると良いのですが。。。
1988y ポルシェ911カレラのペダル廻りを外した図です。
そもそもクラッチぺダルのストロークが異常に短く「コレは変だ??」とペダルを手で
引き上げると”カキッ”って音とともにペダルが完全に落っこちちゃいました。。。
で、バラしてみるとクラッチペダルシャフトが真っ二つに割れてました。
かろうじて繋がっていた?(引っかかっていた??)シャフトを手で逆方向に
力をかけたことでとどめが刺さったと思われます。
こんなクラッチペダルシャフト折れは正直初めての経験でした。。。
これからの流行にならなければよいのですが…
空冷ポルシェ時代のキーヘッド新旧。
左が旧タイプでクレストがモノクロ。右は新しいタイプでクレストがカラー。
昔はどちらにするか選べましたが今はカラーの物しか部品として出てき
ません。
そのうえ旧型は電球が白熱球だったのに、
新型はLED仕様になってます。
ちなみに値段も年々上がってきてまして現在は税抜き¥5,150.-
となっております。。。
突然オイルが漏れだし白煙が出てきたという1988y ポルシェ911カレラ。
見るとエンジンとミッションの繋ぎ目付近より床に垂れてきてました。
突然、という事で定番なのはエンジンの奥の方にありますユアツプレッシャー
スイッチかその横にキャップのような様な感じに見えるサーモスタットら辺が非常
に怪しい。一度廻りを洗浄して点検してみると今回はスイッチからだったようで
した。
念のためサーモスタットのOリングも交換しましたがこのスイッチの漏れかたは
尋常じゃない場合があります。。。
1989yモデル ポルシェ911ターボのエンジン降ろし。
何をしようかと言うと…
クラッチダンパー割れによるオーバーホール。
このゴムダンパーはホント割れます。今回もディスク自体は全然減ってないのに
アクセルON/OFFで”カキンッ”って音が出始めてました。
で、オーナー様と相談の結果、このようなスプリングタイプのディスクを
使用することに。コチラのほうが安心かな。。。
ウィンドウウォッシャーがまったく出てこないポルシェ993。
ウォッシャーラインを途中で外しエアを吹いてみると今まで見たことも
無いようなヘドロ状な物が吹き出てきました。
これはどうしようもないという事でタンク・ライン清掃&ノズルは交換します。
タンクは」フェンダーの中にあり何故か満タンに入ってるのでぶら下げながら
中の水を抜きます。
中に入っていたのはウォッシャー液というよりは池の水?!みたいにドロドロした
物が・・・
タンクが軽くなったら外に引っ張り出して一生懸命洗浄します。
ノズルも詰まりきっていて掃除しても今ひとつパッとしないので交換。
こいつにはヒーター的な物が付いていて配線を通さないといけない
ので若干面倒です。
今回の交換部品。主はノズルとチェックバルブ。あとで漏れ出すのもいやなので
モーターのパッキン(写真の赤い物)。ブレードはついでですね。。。
信号待ちなどで止まろうとするとそのままエンジンがストールしてエンストを
起こしてしまうポルシェ964 Tipがご来店。
お話を聞いた時点で怪しく思える所もあり覗いて見ると大当たりでした。。。
写真の矢印はアクセルを離した時にアイドリングしてくださいってお知らせする
アイドルコンタクトスイッチ。通常はこんな感じでスイッチを押してます。
が、現車は微妙に隙間があるのが解ります。これだと車はアイドリング状態と判断
できずにアイドリングしてくれません。
原因は色々ありますがスロットルバルブの渋さからきてるようでした。
状態が酷すぎる場合はスロットルバルブ丸ごと交換となり部品代だけで10万円オーバー
となってしまいます。今回は一生懸命掃除して給油して対処しましたがまた同じような感じ
になってしまうようだと交換するほかありません。。。
あまりの乗らな過ぎだったり湿気の多い所に駐車してるお車に良くありますのでご注意くだ
さい!!
両車共に今や希少な1989yモデル ポルシェ911ターボ。
若干なエンジンの電気系統の不調でメッチャ悩み中。。。
そんな中、微妙なケーブルの異常を発見?! それで治ると
イイのですが・・・ ラッキーなことに部品も国内に有る様なので
それを待ってみようかと。。
以前に製作したバッテリーあがり防止用のカットオフスイッチ。
今日、お越しいただいたポルシェ993には現状、よくあるダイアル式が
付いてます。
やはりダイアル式は心もとないということでON/OFFスイッチ式に交換。
こちら作業的には約1時間。お値段には部品・工賃合わせまして税込¥16,200.-
にて施工しております。(今の所、空冷ポルシェ964・993のみの施工となります)