ポルシェ993の定番オイル洩れ修理。
今回はご覧のようなタペットカバーと写真は撮って無いですが
チェーンカバー廻りのオイル洩れ修理です。
タペットカバーはIN側・EX側共に修理します。
IN側はカバーは再使用でブッシュを抜き取ります。
そしたならシールして元に戻しガスケットを交換。
EX側はタペットカバーも新品にしますが
ブッシュは一度抜いてシールしてあげます。
その他、チェーンカバーガスケットを交換したり(この暑さで
写真はすっかり忘れてましたが・・・)で流石にまる2日かかって
しまいました。。。
空冷ポルシェ定番のステレオスピーカーの音割れ。
今回外した前後のスピーカー。
お車は1996yモデル ポルシェ993。 この辺のモデルは
NOKIA製を使用していてコーンが紙でできてます
外す前のフロントスピーカー。
ネットが被ってると解らないのですがとても貧祖。
で、交換後のスピーカー。
今回は工賃がなるべくかからないようほぼ無加工で
取り付けられる物を選びました。
リアも同様。
リアスピーカーは今どき殆ど見かけないサイズなので
殆ど選べません。特に取付が無加工に近いタイプとな
ると探すのも大変な時もあります。
で、最後は純正のカバーを取り付ければ終了。
やっぱり外見は純正っぽいほうがしっくりきますネ。
リアも同様です。
ただこのスピーカーネット。部品として新品が手に入らない
状態なようで外す時は慎重にお願いします。。。
今年の春に他店にて購入したという1994yモデル
ポルシェ993がエアコンが効かないという事で入庫。
エアコンのスイッチを入れてもコンプレッサーが廻らないのを
確認。で、マニホールドゲージを付けてみると全くの大気圧
状態。って事はおそらく何処かから確実な漏れがあるのでは…?
通常、スローリークであればコンプレッサーは廻らなくとも多少は
針が振れるんですけどね…
で、一度真空引きし点検用にガスを1本だけ補充して
漏れを点検です。
案の定、エバポレーター廻りから気持ちイイくらい反応してます。
こんな感じの反応だとガスを満タン入れても数日しかもたないの
では・・・
上写真、手前に写っているACフィルターも見たこと無い位に汚れ
てます。おそらく前オーナーさんはメンテにコストをかけてなかっ
たのかな???
サンルーフが途中、エアデフレクターに引っかかり閉らない
というトラブルでポルシェ993が入庫。
サンルーフを閉めてくるとこのようにデフレクターに当たって
しまってます。
原因はコレ
ヒンジが折れてます。
こんなプラスチックじゃ簡単に折れちゃいます。
でも材質も形も昔から変わらず・・・もうちょっと考えて
欲しいとこですね。
これが正常な状態。
このパーツ、そんなに頻繁に出る物でもないんですが
何故か在庫しちゃってます。
これもディーラー時代によく待ち作業でやらされたのを頭の中
の何処かで憶えててなんとなく在庫しちゃってるんです。。。
まったく効かない訳ではないのですがエアコンの効き
が悪いと言う事で入庫してきたポルシェ964。
ガスは入ってるようですがマニホールドゲージを付けると
確かに圧力が高いような(特に高圧が)・・・
で、修理後の圧力。
低圧側の圧力も2bar位まで落ちガスが冷やされてる
のが解ります。
吹き出し口の温度も修理前は20℃を切らなかったのですが
約16℃位まで下がるようになりました。
もっと調子のイイやつは12℃くらいまでいくので今一つ
効きにパンチが無いのですが今回はこの辺でと言う事に。
何をしたかと言うとエアコンのコンデンサーを新品に交換。
電動ファンの調子は悪くないようだったので再使用。
外したコンデンサー。ゴミや泥が目に詰まっていました。
おまけに微妙に洩れっぽい物も・・・
20年も使っていればゴミも溜まりますわネ。。。
今回は走行距離も13万キロを超えたポルシェ964。
10万キロ超えとは関係ありませんがこのフューエルフィルター
はメーカー的には2万キロでの交換を指定してます。
ですがフィルターはそこだけではないんです。
上写真はガソリンタンク下でフューエルポンプを
外したとこ。
その奥にフィルターというかストレーナーが入っています。
ここでガソリンタンクからの異物を濾してポンプへとガソリン
が流れていきます。
外したストレーナー。
良く見ると網目も潰れ気味で奥にはゴミも
溜まってきてます。
新品と比べると古さ歴然です。
そこまでやるとガソリンタンクも外して洗浄したくなっちゃいます。
特にトラブルがなくとも走行距離も10万キロを超えてきたらやっと
いてもイイんじゃないですかネ。。。
以前に点検でお預かりした際に指摘させていただいて
いたエンジンマウントの破損。
お車は1991yモデル ポルシェ964。
エンジンマウントが破損すると最悪、中に封入されてる
粘性オイルがニュル~って出てきちゃう事もあります。
左が外した逝っちゃったエンジンマウント。
右は今回オーナー様のご要望で使用する
事にした993ターボ用マウント。こちらの方が
強度もあり長持ちするとかしないとか…
ポルシェ993のタコメーター。
ステアリングの中央に構えてますが・・・
それが走行中に「ポロリッ」とガラス部分だけ取れて
落ちるというトラブル。
ガラスだけ取れてしまったのかと思いましたが、
ではなくメーターのケースがガラスのリング部分
の根元から割れて落ちてしまったようです。
ポルシェも964以降モデルからメーターのケース
がプラスチック素材を使用すようになり経年劣化
で割れてしまうみたいです。
メーター部品はバラでは出ないので場合によっては
ASSY交換となる事もあります。
ちなみにタコメーターは約20万円もしますんで。。。
これは修理する方向で頑張らなくてはって感じです。
なんとか今回は修理が効き問題解決。
でも、993のタコメーターの脱着にはこのように
ステアリングコラムカバーを外さないとできません。
もうちょっと造りを考えて欲しいとこです。。。
俗に言う待ち作業でポルシェ993がオイル交換に
ご来店。
チャッチャと・・・思ったらオヤオヤです。。。
油温計がいい所まで上がってきてるのにオイルクーラー
の電動ファンが廻って無い!?
たまにありますネ、こういった事って。
対外このレジスターが原因なんでこの位の事なら
オイル交換と一緒に交換しちゃいます。
でも、他に原因がある事もあるんで決めつけては
いけませんが今回もラッキーなことにレジスター
交換で難なく解決しました。。。
当店のお客様からのご紹介でご来店頂きました
ポルシェ993RSのコンディションチェック。
コンディションチェックはついでにって感じの作業で
メインはエアコンが1時間くらい使ってると突然効かな
くなるという摩訶不思議な内容とか・・・他にも・・・
でもコンディションチェックをやっていて発見した事も
ありました。
現オーナー様では無く前オーナー様が色々な物を
付けていたようでその名残がいたるところにあったり・・・
そんな物を見るとつい疑いたくなってしまいますね。。。