車検整備でお預かりのポルシェ993。
ハイマウントブレーキランプが歯抜けになり数個切れてるようです。
見た感じ24個中3個切れてる?
このランプは基盤に半田付けされてます。
交換するには半田を溶かしての地味な作業をコツコツとこなします。
一応、部品の設定も有りこんな物が供給されます。
交換工賃を入れるとASSY交換しても?!と思いますがASSY部品だと結構なお値段も
するようですので…
今回、完全に切れてるバルブは3個でしたが状態が良くない物も有ったので全部で
6個交換いたしました。
通常はお受けしてないのですが水冷モデル ポルシェ ボクスターのコントロールアーム交換。
以前からお付き合いのある同業者様からの依頼でリアから異音が出るという相談でした。
色々話した上で一発で決まるかは??な所もありますが一番怪しげなアームを交換することに。。。
外したコントロールアーム。
写真左側のジョイント部にガタがあり異音を出し始めることも多いらしい。
新しいアームを取り付け。
試乗してみると確かに消えたような…
これで解決すると良いのですが。。。
1989yモデル ポルシェ911ターボのフロントブレーキディスクローターの交換。
930モデルまでの空冷ポルシェのフロントブレーキディスクローターの交換は
このようにハブごと外しての作業になります。
この時、当然ベアリング&グリスの状態も確認できますので場合によっては
グリスの詰め替え等もついでにやる場合もございます。今回は状態も悪くない
のでそのまま作業を進めます。
5本のボルトを外しハブと分離…
新しいローターを組み付けます。その際はきちんとトルクレンチで適正トルクで
締めます。当然の事ですが。。。
あとは車両に組み付けベアリングのガタを調整して出来上がりになります。
今回はターボでしたがどうも最近国内での在庫も少ないようで若干あせりました。
交換予定のある方は事前に部品在庫を調べたほうがいいかもしれません。
社外HIDヘッドライトの調子が悪いポルシェ964。
今回は修理でなくHIDをLEDに交換します。
当店で装着した物ではなくメーカーもよく分からない物でした。
何処で取り付けしたのか豪快?!に穴を開けて配線を通していたり・・・
ごっそり外したHID。
今回使用のLED。色目は6000kを選びました。
HIDと違ってLEDの部材は上写真のみ。殆どハロゲンバルブ交換と
同じくらいです。
点灯はこんな感じ。HIDと同等かそれ以上に明るいです。
空冷ポルシェで最近多くなってきているトラブル。
空冷ファンシュラウドの変形によるインペラーとの擦れ。最悪はインペラーの破損
にも繋がるトラブルです。
今回は1995y ポルシェ993。
シュラウド単体にすると色々な所に経年劣化による変形やクラックが見られます。
シュラウドの裏側、オルタネーターを固定する4個の穴もよく見ると内側に
反って変形してたりもします。
酷い物はこのように穴が崩れはじめてる物も…
このトラブル、964・993にかかわらず930系にもよくみられます。
964・993はお高いですがまだ純正部品の供給もあります。930系については
現在、純正部品の供給が無いのでリプロなどで対応するかしかありません。
ポルシェ964定番オイル洩れ箇所のタペットカバー。
1991yモデル位までの前期型964はこのようなタペットカバーを使用
していて熱による経年劣化でオイル洩れをおこすのは有名なお話。
こんな風にズタボロになってしまいます。
後期型では以前の930系に使用していたようなアルミ製に変更になってます。
ただお値段が…非常に高価!!
そこで登場する機会が増えているのが社外製ではありますがアルミ削りだし
のビレットタイプカバー。純正に比べると少し重いですが価格的には純正
の半分くらいで済みます。ってことで使用してみました。。。
車検整備でお預かりしてますポルシェ993。
ウォッシャーの警告灯が点いてるので聞いてみるとウォッシャータンクを
満タンにしても2~3日でまた点いてしまうということ。
何処からか洩れてるのでしょうとタンク廻りを点検してみてもまったく洩れ
てくる箇所が判らない。。。
で、ふとした事で発見したのがヘッドライトウォッシャー。
よく見るとノズルから少しずつ垂れてきてます。気のせいかと思い拭いても拭いても
時間が経つとまた涙のように濡れてます。
原因はこのバルブ。ウォッシャーモーターとノズルの間に付いてる
逆流防止弁。
着いてる場所がまたフロントバンパーの奥の方でどうにも上手く手が入りません。
交換するにはバンパーを外した方が早いですね。。。
当店らしい?!感じで各々降ろし作業中。
本日からリフト2基共に降ろし作業に入ってしまった為、リフトを使うような
クイック作業は少しの間お受けできなくなります。。。
ポルシェ964はクラッチOH。
ローバーミニは遣れてきてしまったリアのサブフレーム交換。
どっちが先に終るでしょう…
ほんと昔はチューニングカー的な物にしか付いていなかった
ブローオフバルブ。ポルシェさんはそんな物も普通に付いて
ます。タービンの保護や立ち上がりを良くする為の部品で街中
のお兄ちゃん車が”パシューンッ”って音をたててるが大気開放
にしてるそのバルブ。メーカー純正な物は大気解放してないので
そんな音はしませんが…
そんなバルブが古くなってくるとアクセルを吹かす度に”カッコーン”って
音を出し始めます。突然出る物でなく徐々に音が大きくなってくるので
オーナー様も気が付かない事が多いです。
バルブの場所はインタ-クーラーの下の赤印部分に組み込まれてます。
音の原因は写真下の銀色のピストン。本来は音が出ないように
イカリングみたいなブッシュが両端に入っていて金属同士が直接
当たらないようにしてます。今回のお車はブッシュが粉々状態でした。
知り合いの業者様からの依頼で空冷ではありませんがポルシェ カイエンの
カルダンシャフト交換作業です。
知らないでコンパニオンプレート(昔、よくMベンツなどで交換した人気部品?!)を外してしまいましたが
シャフトASSYを頼んだら付いてきてました。(写真右側が新品)
センターベアリングがこのように破損してます。
ココだけの交換も可能ですがどうもこうなるのはシャフト自体に問題があるようで
今までに何度も部品番号が変更になってるみたいです。
と、言う事でASSY交換をオススメしての作業。
部品もポルシェの番号からでなく兄弟車のVWの番号からオーダーしたほうが
全然お安いみたいです。
物は大きく重たいですが作業自体はそれほどの重労働ではないです。
でも空冷屋の当店ではあまりやらない作業かな。。。