レッカーで入庫してきた1986yモデル ポルシェ911カレラ。
ナント!クランクプーリーがぶっ飛んでのご入庫。
左がぶっ飛んで破損したプーリー。右は純正新品。
並行車という事もありエアコンも後付け社外品で使えてないので
予算の都合もありエアコンレス用シングルプーリーを取り寄せま
した。比べると社外であろうプーリーにはボルトを締め付ける時に
固定する丸穴もありません。どうやって締め付けるのか聞きたいと
こです。(コレ、きちんと規定トルクで締めてないでしょう…が原因
なんじゃ)
で、問題はクランクシャフト。プーリーの位置決めのピン穴も
破損。。。よく見るとピン穴の奥の方がかろうじて残ってるようだ
ったのでなんとか組みつけられそうな感じも。本来ならアウトです
がご予算もあってオーナー様に確認していただき組みつけかな?!
先日ご成約いただきましたポルシェ993。
殆ど納車整備的なものも必要ないくらいに当店で
面倒をみさせていただいてた個体なのですが若干
の取り付け物があり2人がかりで急いで作業して
ます。
その一つ、HIDの取り付け。
何気に久しぶりの作業でした。向かって左が純正ハロゲンで
右が今回取り付けしたHID 35W 6000Kです。
順調にいけば明日、登録してご納車の運びになります。。。
水冷ポルシェのオイルフィルター位は在庫あったり。
今日は2001yポルシェ996 GT3のオイル交換。
ミッションオイルも交換したいという事で。今回のお車は
GT3だったりもするので通常より上のグレードで75W-140
のオイルをお勧めしました。
このオイル、LSD付きのお車には特にオススメです!!
ポルシェ993ターボ。チェックエンジンっていう
警告灯が点灯してのご入庫。
早速テスターで故障診断してみると2次エアイン
ジェクションに不具合があると・・・
エアインジェクションとは俗に言うエアポンプです。
テスターでエアポンプを作動させてみると特に異常な
音もせずに動いてるようです。
そっから先は細かな資料が手元にないので現車のエア
ポンプ周りを目視で追ってみるしか…アリましたッ!!奥
の方で1本バキュームパイプが抜けてるのを発見。
上写真のようにパイプ自体は一部見えるのですが抜けて
たのは丸印の辺りの奥の方。自分でもよく発見できたと
感動の一瞬でした。
さらにアップしての写真ですがもっと奥の方で写真には
写せませんでした。やっと指先で触れるくらいなとこです。
周りをばらすのは避けたいの一心で四苦八苦しながらの作業
でございました。。。
繋いだら無事に警告灯も消え完了。。。です
ポルシェ993の各メーター。
写真では解りずらいですがうっすらと曇ってる状態。
とくに左側の油温・油圧計のガラスはリング状に薄白く
なってます。
964・993のメーターガラスによくあるトラブルです。
このメーターガラスは年式によってガラスだったり
プラ素材だったり3種類くらいあるらしいです。
最悪はガラス交換になってしまいますが今回は運よく
磨きでキレイになりました。
そんなついでに照明をLED化してみました。
これもお預かりついで。ドアハンドルガスケットも
交換。
ホントよくダメになるガスケットです。
交換して気持ちいい感じ。
お次は…
1988yモデル ポルシェ911のエアコンブロアモーター
の固着による交換です。
89yまでの911のエアコンユニットはフロントフード内の底面にある
蓋をあけると出てきます。
箱の中にはエバポレーターがありその上にブロアモーターが乗っか
ってる感じです。箱ごとごっそり外せば楽チンなんです
がそれにはエアコンラインを切らなくてはいけなくガスが抜け
てしまうのでエバポを残して上蓋のファン部分だけを外し
ます。 これがやったことがある人にしか解らないと言い
たくなる位に煩わしい作業。。。
上蓋外すと中にブロアモーターが入ってまして新しいモーター
と交換して元に戻せば完成。書けば簡単ですけど元に
戻すのは外すより何倍もいらだつ作業になります^^;
ブロアモーターを交換する際はついでに横に付いているリレーも
点検しましょう。
写真右の古いタイプのリレーがついてる場合は左側のヒュ
ーズ付き新タイプに交換してあげた方が良いと思われま
すので。。。
久しぶりにポルシェのマフラーをワンオフ製作!!
お車は1997y ポルシェ993 カレラS。
出口は100パイで二重構造物でバンパーのアールに沿って
斜めにカット。
音量はオーナー様のご要望で車検適合ギリギリなラインで
かなりレーシーなサウンドになっております。
あすの朝にはお渡しになりますがはたして気に入っていた
だけるかな?!
突然バックギアに入らなくなったというポルシェ964
C2 MT がご入庫。
よくあるのはシフトレバー下のスリーブブッシュの割れなの
ですがシフトレバー自体にはそれほどガタもないようで…
そうなるともしやしての上写真赤丸の部分。
ミッションと繋がるユニバーサルジョイントのブッシュ割れ
を発見。
ついでなので先ほど言ったシフトレバースリーブのブッシュ
も見た目は形になってますが交換しときましょうと。。。
案の定、ブッシュを外したらこんな感じにボロボロ状態。
何時逝ってしまってもおかしくない感じでした。。。
最近は滅多にやることがないポルシェのブレーキマスターシリ
ンダーの交換作業。
お車は1988y ポルシェ911。
その昔、新車時代はディーラーで車検のたびにオーバーホール
していました。それがある時からASSY供給になり値段も上がり
・・・ 今では不具合が出ない限り交換することもなくなってしま
いましたね。
マスターシリンダーを外すにはこのようにマスターバック
ごと外します。
今回はブレーキランプの灯きが悪いということで、主原因
は油圧スイッチにあるかもしれないのですがこの際、暫く
交換していないシリンダーごと交換することにしました。
で、シリンダーと油圧スイッチを交換。
~89yまでの911はブレーキランプが油圧スイッチに
なっておりシリンダーにくっ付いてます。
で、車に戻してブレーキフルードのエア抜きをして完成。
このようにシリンダーはマスターバックの裏に隠れてい
ます。
暫くぶりでしたがやり方は体が覚えてるもんですね。。。
エアコンの調子とミッションの不具合と言うことで
1900y ポルシェ964が入庫です。
エアコンはちょっと後回しとしてミッションの調子を
見てみようとシフトレバーを操作しようと思ったら!?
なんかガッタガタになってる。。。
原因は上写真のシフトレバースリーブ。
シフトレバーの下にある簡単に言うと支点の役目をしてる
物でガタガタに遊んじゃってます。
スリーブはこんなブッシュで支持されて固定される
のですが跡形もなくどっかに消えてしまってました。
新しいブッシュを付けるとこんな感じでスリーブが
固定されます。
コレ、よくあるトラブルですね。。。